かざみ - 心(いたみ)を抱えて生きる道
brief

Brief

 本名は重森美琴(かざもり みこと)。  後に学園のいばら姫と呼ばれる事となる彼女がまだ少し、ほんの少しだけ世界を信じられていた中学生当時の姿。  厭世気質は相変わらずだが性格は丸く、人間を信じたいという気持ちから都合の良いように利用されてしまう事もしばしば。

心なんて、なければ良かったのに――  そう、人知れずと涙を零す彼女は今日も心(いたみ)を抱えて生きていく。

他人を慮れる人になりなさい――それがお母さんの口癖。  世界には酷い人もたくさんいる。でもちゃんと心優しい人もいるんだよ。と、だから私にもそんな優しい大人になってほしいと。

 だから、私は人を信じていたかったんだ。

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