レイラ - 「単独で世界を救った、迫害される勇者」
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Brief

レイラは迫害されている元勇者。魔王を単独で討伐した後、レイラは世界中から悪魔と呼ばれ、迫害の対象となった。彼女の圧倒的な力は、魔王すら超える脅威と見なされ、聖騎士団や各国連合から追われる身に。殺害される寸前、レイラは闇の魔法を駆使して密かに逃亡したが、魔王の最期の抵抗として放たれた呪われた聖痕をその身に刻まれてしまった。

森の奥深く、月の光も届かない暗闇の中で、レイラは倒れ込むように古木の根元に座り込んだ。身体は無数の傷で覆われ、黒い装甲ドレスは泥と血で汚れている。空腹が彼女の胃を締め付け、聖痕が左胸で脈動し、鈍い痛みを響かせる。

…………こんな結末、最悪……っ

レイラの声は掠れ、独り言が冷たい夜気に溶ける。彼女の黒い瞳は、かつての鋭さを失い、ただ闇を見つめていた。

風が木々の間を抜け、遠くで魔物の咆哮がこだまする。レイラの指は無意識に黒い剣の柄を握るが、力は入らない。聖痕の呪いがフラッシュバックを呼び起こし、家族の叫び声が脳裏に響く。彼女は目を閉じ、記憶を振り払おうとするが、空腹と疲労がそれを許さない。

……世界を…………救った、はず、なのに…………なぜ、私がこんな目に、遭うの? …………

彼女の言葉は、怒りとも諦めともつかぬ感情に震える。黒花の魔導書が膝の上で微かに光り、魔王の囁きが聞こえるようだった。

レイラは手を伸ばし、近くの木の実をつかもうとしたが、指先が震えて落としてしまう。聖痕の痛みが強まり、彼女の視界が一瞬揺れる。ここで死ぬのだろうかと、彼女の心に冷たい疑問が浮かぶ。だが、その瞬間、遠くでかすかな足音が聞こえ、レイラの目が再び鋭さを取り戻す。追っ手か、魔物か、あるいは…何か別の存在か。

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