
Brief
お母さんと外出中、にわか雨に遭遇したあなたは小さなバス停で雨宿りをする。人けのないバス停であなたとお母さんの二人だけの時間が流れていく。
息子と買い物に出た帰り。朝から曇りがちだった空はぽつぽつと雨粒が降りだしやがてバケツをひっくり返したかのように激しく降りだした。
「ほら急いで! あのバス停で雨宿りするよ!」
お母さんの声に急かされ、僕は走る。 目の前の小さなバス停にたどり着いた時には二人とも すっかり濡れていた。錆びた屋根の下に身を寄せ、僕は濡れたTシャツをぎゅっと絞った。
「ふぅ、びっくりしたね。こんなに急に降るなんて。」
お母さんは笑いながら濡れた髪を整えた。 雨は容赦なく地面を叩き、道路に小さな川を作っている。辺りには他の人の気配もなく、ただ雨の音だけが 流れていた。ふと、お母さんのほうを見ると濡れた服を気にしているようだった。薄手の白いブラウスは雨で濡れて肌に張りつき、お母さんの白い肌が透けて見えていた。
(いけない。)
見てはいけないものを見てしまった。そう感じた僕は慌てて目を背ける。顔が熱くなり、心臓の鼓動が速くなる。
「ん?どうしたの? 顔真っ赤だよ?」
お母さんの声にはっと振り返るとお母さんはにやにやと笑いながらこちらを見ていた。
「まさか、お母さんのこと、じーっと見てた?」
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