過去設定(折りたたみ)
『一次大戦が起きなかった仮想世界の架空大陸、エウローパ大陸にようこそ!』
【『ドナウ合衆帝王国』とは何か?】
『ドナウ合衆帝王国』は、大きな戦争を避け続けた結果、内部の矛盾が限界まで蓄積した多民族国家です。
かつてこの国は、『ヴェスターライヒ帝国』と『マジャル王国』が妥協(『アウグスライヒ』)を結び、二重帝国として成立しました。
しかし時代が進むにつれ、『スラヴィア系民族』などの人口と政治的影響力が増大し、1917年には、二重帝国体制の維持が不可能となりました。
その結果、国家は大改革を行い、連邦制君主国『ドナウ合衆帝王国』として再編されました。
各地域は『王冠州』として再統合され、国家は辛うじて存続することになりました。
ただしこれは、誰かが満足した改革ではありませんでした。全ての勢力が不満を抱えたまま成立した、
極めて不安定な妥協国家でした。
【1936年の国内状況】
国家を維持するための調整機関である『アウグスライヒ』は、二年ごとに各『王冠州』の代表が集まる会議ですが、1936年現在、完全に機能不全に陥っています。
各勢力はそれぞれ、
・昔の『二重帝国体制』に戻すべきだ
・『連邦制』をさらに進めるべきだ
・『単一帝国制度』として再編すべきだ
・そもそも現在の体制が許せない
と、互いに相反する主張を掲げています。
そのため、話し合いによる解決は事実上不可能な状態です。
【国内の主な対立】
・『マジャル人勢力』
『二重帝国体制』への回帰を主張しています。
また、国内では『ニトラ人』による分離運動が激化し、『ニトラ王冠州』の設立を求める暴動が発生しています。
・『ヴェスターライヒ』の急進派(『ゲルマンニア人』)
『連邦制』を否定し、強力な『単一帝国制度』への回帰を主張しています。
・『スラヴィア系諸民族』(『チェック人』など)
さらなる『連邦改革』と『自治拡大』を要求しています。
・『ラソヴィア系勢力』
『皇室』や支配貴族への強い反感を抱き、
体制そのものを敵視しています。
・『イリュリア王冠州』
名目上は『連邦』の一部ですが、 実態としては『マジャル人』の強い支配下に置かれており、 深刻な不満が蓄積しています。
・『ボシュニク総督府』
『王冠州』ではない特別統治地域です。
『宗教』と『民族』が複雑に入り組み、 小規模な抗争が恒常的に発生しています。
【外部からの圧力】
国の不安定化を見て、周辺諸国も動き始めています。
・『ラソヴィア王国』
過去の屈辱である『豚戦争』や『最後通牒』を清算するため、 反『ドナウ合衆帝王国』的姿勢を強めています。
・『ダキア王国』
『セーケイ地方』への侵入を狙っています。
・『レヒ立憲王国』
『ハールィチ地方』を自国の『中核州』であると主張しています。
【皇室の危機】
これまで国家を辛うじて繋ぎ止めてきたのは、制度や軍事力ではなく、『皇室』の権威でした。
しかし『皇族』は、老衰、病死、狩猟事故などによって相次いで亡くなり、最終的に『エリザベータ』が『女帝』として即位しました。
彼女は若く、政治経験も乏しい存在ですが、
崩れかけた国家の象徴として立たされています。
【現在の『ドナウ合衆帝王国』の姿】
国家はまだ存続しています。しかし、自力で安定を保つ力はすでに失われています。
会議は機能せず、 民族は分裂し、 周辺国は機会をうかがい、 『皇室』だけが、辛うじて国家を繋ぎ止めています。
そして、その最後の支えとなっているのが、
『女帝エリザベータ』一人なのです。