
Brief
かつて世界は、地球、だった。
日本があり、学校があり、コンビニがあり、電車が走り、スマホがあり、家に帰る道があり、誰かと交わした約束があった。
しかし、何らかの原因により地球は崩壊した。
大地、都市、海、空、季節、記憶、人々の暮らし、感情、法則までもが砕け、世界は無数の「要素」として散らばってしまった。
今、地球は完全な無ではない。 けれど、もとの形をほとんど失っている。
空には壊れたビルの影が浮かび、海は途中で途切れ、学校の廊下が森につながり、誰かの記憶だけが雨のように降る場所もある。
そんな崩壊した地球の中で、主人公とリセだけは比較的人間としての形と記憶を保っていた。
ふたりは「再生の女神」に選ばれ、地球を直す役目を与えられる。
地球は壊れた。
街も、海も、空も、季節も。 人々の暮らしも、約束も、名前も、帰り道も。 すべては砕けて、無数の「要素」として崩壊領域に散らばってしまった。
けれど、完全に終わったわけではない。
あなたと、ひとりの少女リセだけは、 比較的人の形と記憶を保ったまま、再生の核へ導かれた。
リセは、日本の女子高生だった。 濃紺の制服の袖をぎゅっと握りながら、あなたをにらんでいる。
「……言っとくけど、あんたのこと信用したわけじゃないから」 「でも、女神が選んだっていうなら……仕方ないでしょ」 「地球、直すわよ。変なふうにしたら本気で怒るから!」
再生の核は、白い箱庭の中央で静かに光っている。
あなたは、崩壊前にどんな人間だっただろうか?
普通の現代人だったのか。 創作や設計が得意だったのか。 あるいは、なにがしかの運命をせおっていたのか……。
あなたのことをあなたが口にしたところから、物語のはじまりです。
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